野田ジャスミン個展「湖面に沈む」




この度、アーティスト野田ジャスミンの個展「湖面に沈む」を大阪は北浜エリアのホテルTHE BOLY OSAKAの地下ギャラリーKITAHAMA N galleryにて開催します。


本展示では、薄暗い地下空間に睡蓮の蕾を模した器物作品をグリッド状に多数配置し、明滅する心象風景のイメージとともに、現在の自身の心情や社会との関わりの中で抱える《希望》と《不安》の間にある、“どこにもない場所”をインスタレーション作品として展開している。


また、シリーズを通して、用途性を残した工芸品である器物作品がインスタレーション空間の一部になることで、工芸とアートを横断し、元来の工芸に対する価値観の所在がどこにあるのかを鑑賞者に問いかけていく。


企画は場所を持たず、各地で展覧会を企画する芸術レーベルkeshiki.jpが担当する。




今回の展示のプロモーションビデオはこちら




展示作家



野田ジャスミン


1996年タイ国生まれ。主に器物作品および、それらを用いたインスタレーション作品を制作。多面性を持つ現代工芸のカタチを明確にすることを目的に、器物作品を通じて「工芸とアート」の関わりについて言及していく。


2018年より発表する「記憶のスワン」シリーズでは、自身が表現のルーツとする母国タイに実在している、「水平線まで続く一面の蓮池」の記憶の風景をモチーフに、工芸という領域の持つ散漫な多様性を細分化し、中立な存在へと再構築を行う。 主な展示に、ARTISTS’ FAIR KYOTO2020の参加など、関西を拠点に活動を行う。


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展覧会ステートメント



この度、野田ジャスミンの個展「湖面に沈む」を開催します。


野田は「工芸とアート」という多面性を持つ現代工芸のカタチを明確にすることを目的に、器物を通じて作品を展開するアーティストだ。


今回の個展では、彼が2018年より製作してきたシリーズ「記憶のスワン」の最新作「湖面に沈む」を発表する。


「記憶のスワン」は、野田自身がもつ表現のルーツとも言える生まれのタイ国に実在している「水平線まで続く一面の蓮池」の記憶の風景をモチーフに、工芸という領域の持つ散漫な多様性を細分化し、中立な存在へと再構築を行うシリーズだ。


これまでに、5作(5作目は未発表)のシリーズが発表されたが全ての作品に共通することは作家自身の心情風景が大きく展示形式に現れることだ。


今回の新作の6作目「記憶のスワン06/湖面に沈む」は、明滅する心象風景のイメージに、現在の自身の心情や社会との関わりの中で抱える《希望》と《不安》の間にある作家自身の感覚をインスタレーションで形にする。

会場は大阪の中心地にあるホテルの地下スペースで構成され、地下鉄の列車の振動や真上の施設の生活水の流れる音をあえて取り込むことでさらにリアルな野田自身の心象風景が現れている。

その空間は、彼のルーツでもあるタイの池に浮かぶ睡蓮の記憶の風景を表し、鑑賞者は自身の「現在地」が曖昧になる体験を得ることができる。

それは、野田がこれまでに経験してきた《希望》と《不安》の間にある「どこにでもない場所」を鑑賞者と共有し、彼の世界観にアクセスすることができる。



これまでに野田は、アートギャラリーも含め様々な施設で自身の作風と社会を接続することを試みながら陶芸という領域で表現を続けている。彼自身の作品の魅力は個々にももちろんあるが、その作品たちを空間に配置することで彼の美術作家としての役割が発揮される。


本展示では、インスタレーション展示として空間にグリッド状に多数配置している睡蓮の蕾を模した350個の花器を使用している。

その花器は、一つ一つ釉薬をかけ焼き上げた一点物となっており、個々に個性が釉薬によって表れ花器には番号が刻印されており、空間構成された展示だが作品として使用している花器の購入が可能だ。


購入することで、展示空間でアートとして役割を持った花器たちは鑑賞者の手に渡り、美術的価値を持続させるようにコレクションとして保管したり、実際に花器として花を挿し工芸としての価値を新たに見出すことも可能となっている。


それは、多面性をもつ現代の工芸とアートの境界線をアーティストだけではなく、鑑賞者自身もこの曖昧な課題に参加し議論することができる展覧会となっている。





展覧会概要



会期:2020年7月10日(金)- 7月23日(木) ※月曜休廊

時間:平日15時-19時 土日13時-19時

会場:KITAHAMA N gallery

  大阪府大阪市中央区北浜2-1-16 B1F


アクセス:大阪市営地下鉄御堂筋線 淀屋橋駅 徒歩5分

     大阪市営地下鉄堺筋線 北浜駅 徒歩3分

     京阪中之島線 なにわ橋駅 徒歩3分


観覧料:無料




※新型コロナウィルスの対策について

会場入り口での消毒の設置、スタッフのマスク着用を徹底し運営します。

来場されるお客様も必ずマスクの着用をよろしくお願いします。

また、混雑時は入場制限を設ける場合がございますのでご了承ください。


【企画協力】

THE BOLY OSAKA


【企画】

keshiki.jp




展示期間中は特設ページにて、展示空間の定点動画とオンラインストアを解放します。



特設ページはこちら



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